八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

ストップ「石木ダム」 長崎市で集会とパレード

 さる6月15日、長崎市内で石木ダム建設反対の決起集会とパレードが行われたことを、地元のマスコミが伝えています。
 パレードについて伝える市民団体「石木川まもり隊」のブログには、石木ダム事業がダム事業に参画する佐世保市民一人一人に12万円もの負担となるという説明があります。ダム事業の負担金は大変わかりにくいのですが、このブログの説明はわかりやすいので、佐世保市の多くの市民に伝わるといいと思います。
 人口が減少し水需要が低迷する佐世保市で、不要な石木ダムのために、水没住民の故郷を奪い、12万円も負担して、それでも石木ダムを造ってほしいという市民がどれだけいるでしょうか。

◆石木川まもり隊ブログ 「長崎のアーケード街で石木ダムNO!パレード」
http://ishikigawa.jp/blog/cat16/3994/

◆2018年6月16日 長崎放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180616-00001144-nbcv-l42
ーストップ「石木ダム」 長崎市で集会とパレードー

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム事業で、建設に反対する市民団体による集会やパレードが15日、長崎市内で行われました。
 長崎市中心部の鉄橋で開かれた集会には約200人が参加。集会では「ダム建設の目的である“佐世保の水”は不足しておらず、川棚川の洪水対策には河川改修の方が効果が高い」「県は必要のないダム事業を強引に推し進めようとしている」などと県の姿勢を批判する意見が相次ぎました。
 石木ダムをめぐっては、その必要性を問う裁判『事業認定取り消し訴訟』の判決が長崎地裁で7月9日に言い渡されることになっています。集会のあと参加者は『STOP石木ダム』などと書かれた横断幕やプラカードを持ってアーケード街を行進し、道行く市民に理解と支援を呼びかけました。
 市民団体では16日(土)18時30分から長崎市立図書館・新興善メモリアルホールで、石木ダムに関する勉強会『いしきを学ぶ会』を開催することにしており、「多くの市民・県民に、数百億円の税金が投入される『石木ダム問題』に対し関心を持ってもらいたい」と話しています。

◆2018年6月16日 テレビ長崎
http://www.ktn.co.jp/news/20180616193900/
ー長崎市で石木ダム建設反対の決起集会ー

 東彼杵郡川棚町での石木ダムの建設に反対する地権者や支援者などが15日、長崎市で決起集会を行いました。

 長崎市中心部の鉄橋で行われた決起集会には石木ダムの建設に反対する地権者や支援者などおよそ200人が参加しました。石木ダムは佐世保市の水不足対策と川棚川の洪水の防止を目的に県や佐世保市が川棚町で関連する道路工事を進めています。

 地権者 炭谷猛さん「長崎県は我々地域住民の言うことを聞かず、治水・利水においても理不尽な強硬な態度をとり続けている」

 参加者たちは「石木ダム事業は自然環境だけでなく住民の生活や人生も奪う」と声をあげました。集会の後、参加者は浜町のアーケードを歩き、買い物客などにダム建設反対を訴えました。

◆2018年6月16日 毎日新聞長崎版
https://mainichi.jp/articles/20180616/ddl/k42/040/243000c
ー石木ダム ストップ 長崎で反対集会 地権者ら計画中止訴え /長崎ー

 県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダム事業に反対する集会が15日、長崎市の鉄橋であり、地権者や支援者ら約100人がダム計画の中止を訴えた。

 集会では地権者を代表し、炭谷猛さん(67)が「県は地域住民の言うことを聞かずに強硬な態度をとり続けている。抗議の声を中村法道知事に届けて見直しを求めたい」とあいさつ。「STOP石木ダム」と書かれた横断幕を掲げて浜町アーケード内を練り歩いた。

 16日は午後6時半から、長崎市の市立図書館で市民団体主催の勉強会を開催。事業認定取り消しを求めた裁判の説明や、石木ダム関連の映画も上映する。問い合わせは実行委員会(095・884・1007)。【浅野孝仁】