8月1日に国土交通省関東地方整備局は第一回「宅地利用に供する高規格堤防の整備に関する検討会」を開催しました。(高規格堤防の通称はスーパー堤防です。)
検討会の配布資料が関東地方整備局のHPに掲載されましたので、お知らせします。
●第1回 宅地利用に供する高規格堤防の整備に関する検討会(平成30年8月1日)
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000366.html
検討会の趣旨は次のようなものです。
江戸川区北小岩一丁目の高規格堤防整備事業において、高規格堤防の整備が終わったので、2017年3月末に地権者(元の居住者)に引き渡そうとしたところ、宅地としての地耐力の不足が判明し、その強化工事のため、引き渡しが9月末へと半年間延期されました。今後、このような問題に対処できるように高規格堤防整備の進め方を検討するというものです。
この地帯力不足問題は強化工事で解消されたとは到底言い難いことから、北小岩一丁目高規格堤防をめぐる東京高裁の控訴審で重要な争点になっています。しかし、今までの高規格堤防の整備で、地耐力の不足が顕在化しなかったのは不思議です。
資料5-「宅地利用に供する高規格堤防の整備今後の検討の方向性」より
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000707901.pdf