「ダムによる損失と危険性」-「自然環境の破壊」のページを更新しました。
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八ッ場ダムを建設中の吾妻渓谷は1935年に国の名勝に指定された景勝地ですが、この渓谷の美しさを最初に大きく取り上げたのは、1918年11月にこの地を通りかかった若山牧水でした。
牧水が吾妻渓谷と出会ってからちょうど100年がたちます。
写真下=吾妻渓谷の旧国道では、車道が八ッ場ダムの本体工事の専用道路となり、工事車両が行きかっています。2018年11月23日撮影。
写真下=八ッ場ダムのコンクリート打設が9割に達し、吾妻渓谷の旧国道からもダム堤が見えるようになりました。ダム堤直下の熊の茶屋跡付近(長野原町と東吾妻町の町境)の歩道より、11月23日撮影。
写真下=ダム直下の吾妻渓谷・八丁暗がり(約900㍍)は、吾妻川の川幅が最も狭まる所です。洪水の際、水位が一気に上がり、岩肌を洗うため、岩が剥き出しのまま保たれ、周囲の自然林とともにみごとな景観をつくりだしています。群馬県では国の名勝・天然記念物に指定されている三波石峡のすぐ上に、1968年、八ッ場ダムと同規模の下久保ダムができた後、川の流れの変化によって様相が一変しました。渓谷が草木で覆われ、岩に苔がむすようになった三波石峡の前例を踏まえ、下久保ダムを抱える鬼石町長であった関口茂樹氏は、八ッ場ダム建設の見直しを訴えました。(参考記事)
写真左=吾妻渓谷・龍の剣の磨き岩 写真右=吾妻渓谷・鹿飛橋付近