12月21日に政府の来年度予算案が閣議決定され、国土交通省のホームページに全国の直轄ダム・水資源機構ダムの平成31年度予算額が発表されました。
全国のダム事業の中で、八ッ場ダムの来年度予算額は昨年の434.9億円よりかなり少なくなったものの、それでも断然トップの281億円です。
その他、100億円以上の予算額のダム事業は、東北地方整備局の成瀬ダム事業160.1億円、中部地方整備局の設楽ダム事業156.49億円、水資源機構の小石原ダム事業130.88億円です。
反対の声が多かった北海道開発局のサンルダムは、平成30年度中に完成予定となっており、熊本地震の被災地で反対運動が盛り上がる中、今夏に本体着手した九州地方整備局の立野ダム事業は57億円余、同じく九州地方整備局の川辺川ダム事業も休止状態でありながら4億3200万円となっています。
なお、補助ダムの31年度予算額が分かるのは31年度予算が成立する来年3月末になります。
以下の文字列、あるいは表をクリックすると、予算額の表が拡大表示されます。
◆国土交通省所管ダム事業一覧【直轄・水資源機構】
http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/yosan/gaiyou/yosan/h31/draft_h30.pdf
各ダム事業についての予算額の報道は、こちらのページでご覧いただけます。
◆八ッ場ダム建設事業、来年度予算案281億円
◆来年度政府予算案 、愛媛県・肱川 山鳥坂ダム建設の予算額確保
◆政府来年度予算案、国交省中部地整の設楽ダム150億円超、本体工事視野に
◆成瀬ダム工事160億、鳥海ダムは21億計上