八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

東京都水道局の「見える化改革 報告書」における新しい水需要予測

 東京都水道局が「見える化改革 報告書 水道」を公表したことを、以下のページでお知らせしました。
 https://yamba-net.org/wp/45976/

 この報告書で、都水道局は新しい水需要予測を示しました。右の画像は報告書の該当ページです。
(クリックすると拡大表示されます。)

 当会の嶋津暉之さん(元・東京都環境科学研究所研究員)がこの報告書のグラフと今まで東京都が公表してきた水需要予測を比較できるよう作成したグラフは以下の通りです。

 新予測は2060年度には一日最大配水量が523万㎥/日まで低下するものの、ピーク時(2025年度)にはこれまでの予測と同様に、600万㎥/日近くまで上昇することになっています。ピーク時に600万㎥/日近くまで増えることが八ッ場ダム事業への参画の理由づけのために必要なようです。
 実績はほぼ減少の一途を辿り、470万㎥/日まで低下してきており、新予測も架空予測であることに変わりありません。
 嶋津さんは予測の根拠資料を東京都に開示請求しました。