国交省八ッ場ダム工事事務所が3月28日に報道関係者を対象とした見学会を開催したため、各メディアが様々な視点から見学会のことを取り上げています。
NHKが取り上げているツアーは、八ッ場ダム工事事務所のホームページでは「湛水地を巡るバスツアー」として案内が載っています。マスコミが次々と国交省のツアーを取り上げますので、期間限定のツアーの参加者はますます増えそうです。
住民を追い出した土地を期間限定でPRする国交省。ふるさとを追われながら声を挙げることもできない住民のことなど、皆、目に入らないかのようです。
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http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/yanba00144kojinh3104.html
以下のバスツアーのチラシによれば、ツアーの開催期間が9月29日までとなっています。
予定通り来年4月から八ッ場ダムを運用するためには、試験湛水に少なくとも一年は必要と思われますが、当初のスケジュール通り、試験湛水の開始は今年10月以降になるようです。
◆2019年3月30日 NHK首都圏
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190330/0027611.html
ー八ッ場ダム 水没地を巡るツアーー
来年春の完成を目指して建設が進められている群馬県長野原町の八ッ場ダムで、水に沈む予定のエリアをバスで巡るツアーが来月から期間限定で行われることになりました。
このツアーは、八ッ場ダム工事事務所が完成までの限られた期間しか訪れることができない場所を見てもらおうと企画し、28日、報道関係者を対象にした見学会が開かれました。
ツアーではバスで移動し、担当者が高さおよそ115メートルのダム本体を下から見られる場所などを訪れます。
また、水没する予定の場所にあるJR吾妻線の線路や駅、それに川原湯温泉の跡地などをかつての写真と見比べながら巡ることができます。
八ッ場ダム工事事務所の遠藤武志副所長は「今しか見ることのできない風景なので、ぜひ多くの人に見学に来てほしい」と話していました。
このツアーは、来月から試験的に水をため始めることし9月ごろまで毎週日曜日に行われる予定で、参加には事前の予約が必要です。
詳しい内容は、八ッ場ダム工事事務所のホームページで確認できます。