国土交通省関東地方整備局は本日、利根川上流の6つのダムが満水になったと発表しました。
今年は冬場の雨量が非常に少なかったため、今夏は渇水になるのではないかと心配されていましたが、杞憂に終わりました。八ッ場ダムの利水容量はそれほど多くありませんが、これまで渇水のたびに、都市住民の不安を煽り、新たなダムが必要だとのキャンペーンが繰り返されてきました。、
◆国土交通省関東地方整備局 5月22日
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/tonedamu_00000097.html
利根川上流の6つのダムが満水になりました
利根川ダム統合管理事務所
独立行政法人水資源機構 沼田総合管理所(矢木沢ダム、奈良俣ダム)、下久保ダム管
理所、草木ダム管理所
首都圏の1都5県(東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県)の水源となっている利根川上流8ダムの、奈良俣ダムが5月20日満水となりました。
これまでに、5ダム(矢木沢ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、草木ダム)が満水となっており、利根川上流の6ダムが満水となりました。
上記の6ダムに、下久保ダム、渡良瀬貯水池を含めた、利根川上流8ダムの5月21日0時時点の合計貯水量は3億9,381万立方メートル(85パーセント)となっています。
利根川上流8ダムでは、今後の水需要増大に向けた用水補給に備え、引き続き関係機関と連携しつつ、きめ細かいダム運用に努めてまいりますが、今後の降雨状況によっては、貯水量が減少する可能性もあることから、引き続き節水にご理解、ご協力をお願いします。