写真家・映画監督として活躍する大西暢夫さんは、八ッ場ダムをはじめ、全国各地の水没予定地の写真を撮り続けてきました。
その大西さんが今、一番気にかけているのは、長崎県の石木ダムのことです。
今回は、大西さんに写真を見せていただきながら、八ッ場ダムと石木ダムの予定地を長年見続けてきた体験と、現在のお考えをお話しいただきます。
(右下のチラシをクリックすると拡大表示されます。)
◆日時:2020年2月23日(日曜日)
午後4時半より(開場:4時15分)
◆会場:カフェポレポレ坐
東京都中野区東中野4-4-1
ポレポレ坐ビル1F
JR総武線、都営地下鉄大江戸線「東中野」駅前
https://pole2za.com/map
◆参加費:1000円(ワンドリンク代500円含む)
◆お申込み➡https://yamba-net.org/wp/contact/
氏名・住所・連絡先電話番号をお知らせください。
◆主催:八ッ場あしたの会
全国のダム予定地を巡り写真を撮り続けている写真家大西暢夫さん。
その熱いまなざしを通じて、ダム計画によって失われるものについて考えてみましょう。
・・・・・いま日本各地で・・・・・
群馬県長野原町の八ッ場ダムでは10月から試験湛水が始まり、台風19号の豪雨により満水となって話題になりました。
今後、水没住民の移転代替地の安全性やダム湖の水質問題、東京電力への補償金等、多くの問題と次世代への負担が1都5県(東京・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)の住民にのしかかってきます。
長崎県の川棚町の石木ダム予定地では住民が座り込みで抵抗しています。11月18日に土地と建物を長崎県に収用された13世帯の住民は、動じることなく、これまで通りの暮らしを続け、長崎県と佐世保市に対して石木ダム建設を断念させる闘いを続けています。
大西さんは21年前からこの土地に通い取材を続けています。
〈大西暢夫(おおにし のぶお)さんプロフィール〉
写真家、映画監督。
1968年東京生まれ、岐阜県揖斐郡池田町で育つ。東京綜合写真専門学校卒業後、写真家/映画監督の本橋成一氏に師事。1998年にフリーカメラマンとして独立。25年間の東京での暮らしから、2010年11月より故郷の岐阜県揖斐郡(いびぐん)池田町に拠点を移す。独立後も今に至るまで全国を巡りダムに沈む村を追い続けている。そのほか精神病院閉鎖病棟、東日本大震災被災地、糸を紡ぐ長野のおばあちゃん。いずれも終わりのない長期取材を続けている。
映画作品に「オキナワへ行こう」(2019年公開)、「水になった村」(2007年公開)など。
著書に「ダムに沈んだ徳山村 100年の軌跡」「お蚕さんから糸と綿と」「ここで土になる」「津波の夜に 3.11の記憶」「糸に染まる季節」「徳山村に生きる―季節の記憶」「水になった村」「ひとりひとりの人―僕が撮った精神科病棟」「おばあちゃんは木になった」「分校の子どもたち」「ぼくの村の宝物」 など多数。