日本自然保護協会が熊本県、国土交通省、環境省に球磨川の復旧・復興と治水対策についての意見書を提出しました。
同協会HPの掲載ページは以下の通りです。
https://www.nacsj.or.jp/archive/2020/10/11177/
ダム建設を前提としない「流域治水」を求める意見書を提出しました
令和2年7月の豪雨で多くの被害を受けた球磨川流域において、現在、復旧・復興の検討が行われていることを受けて、川辺川ダム建設に対する活動や荒瀬ダム撤去による河川環境再生の支援等をしてきた立場から、熊本県、国土交通省、環境省へ意見書を提出しました。
10月6日に第二回が開催される球磨川豪雨検証委員会では、川辺川ダム建設を選択肢として検討がされはじめています。それに対し、国土交通省が自ら「流域治水」に政策転換し推進しようとしていることを踏まえ、球磨川流域でダム建設を前提としない「流域治水」を具体化すること、民意を最大限に尊重することを求めました。
意見書本文
「球磨川流域の復旧・復興と治水対策の検討についての意見書」
https://www.nacsj.or.jp/archive/wp-content/uploads/2020/10/20201002_kumagawa-gouu_chisui_ikensho.pdf
見出しは以下の通りです。
1.ダム建設を前提とせず流域治水を具体化する
1)水害防備林の評価と整備
2)遊水地の機能と土地利用のあり方の検討
3)土石流の検証と流域の総合的な森林管理の検討
4)瀬戸石ダムの被害と撤去
2.球磨川流域の民意を尊重する
以下のページに、この発表についてのお問い合わせ先等の情報が掲載されています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000085.000027546&g=prt