人口増加を予測して水源開発(ダム建設)を進めた結果、全国の水道事業が過大な設備投資、維持管理費の負担に苦しんでいます。
こうした中、時代に逆行する長崎県の石木ダム事業が今も強引に推し進められています。
半世紀以上前から計画が進められてきた石木ダムの予定地では、13世帯の反対住民の闘いが続いています。この不要で不幸を生み出し続けているダムの問題を少しでも多くの方々に知ってもらおうと、地元住民を支援する長崎の市民運動の人々がパンフレットを製作しました。パンフレットを配布するための資金募集(クラウドファンディング)が始まっています。
右画像:クラウドファンディングのページより
期間は9月23日から10月24日までです。お力添えよろしくお願いします!
★妖怪チルドロップスのパンフレット大作戦!長崎・こうばるの自然と暮らしを守ろう!
目標金額:40万円
〈プロジェクト立ち上げの背景〉より
長崎県東彼杵郡川棚町こうばる地区では、長崎県や佐世保市によるダム建設が進められています。半世紀にもわたる「騒動」はどうして続いているのでしょう。川棚町の洪水にダムは役に立たないどころか、近年の大雨では逆に危ないのではと心配する専門家もいます。また、佐世保の水道水として利用するためにダムが必要と佐世保市の担当者は主張していますが、人口減や節水機器の普及で確実に水の需要は減り続けています。しかも27.5%もの値上げをし、市民に将来にわたって続く大きな負担を強いてまで、本当に石木ダムは必要でしょうか?そうした疑問からこのプロジェクトはスタートしました。見て聞いて調べるうちに、ますます謎は膨らむばかりです。・・・(以下略)
YouTube「5分でわかる石木ダム問題」
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パンフレット制作委員会のインスタグラムはこちらです。
石木ダム反対運動は、地元住民を核として、これを支援する長崎県の人々が石木ダム問題を全国に伝える活動を担ってきました。
その支柱であった、「石木川まもり隊」の松本美智恵さんが8月の暑い最中に急逝されたとのお知らせに衝撃を受けているところです。
このパンフレットは、反対運動の若い世代の方たちが中心となって製作し、松本さんが総合監修されたとのことです。
市民運動からは、「中身も気持ちもいっぱい詰まっています。佐世保市民だけでなく、川棚町民、長崎県民、全国の皆さんに手に取って頂きたいです。」とのメッセ-ジが届いています。
石木川まもり隊ブログ「訃報」