石原慎太郎都知事(当時)は、東京都にとって利根川の治水と都市用水の供給を目的とする八ッ場ダムは必要として、八ッ場ダム事業の中止撤回に大きな役割を果たしましたが、一般都民にとって八ッ場ダムは不要かつ有害です。
石原都知事をはじめとする関係都県知事の事実認識の誤りについては、こちらのページにまとめています。
https://yamba-net.org/wp/media/governor/
国交省関東地方整備局が八ッ場ダムの本体工事を今年度中に着工との方針を表明する中、現地に惹かれて通い続ける東京の方からメッセージと写真をお送りいただきましたので、掲載させていただきます。
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八ッ場ダムができると、美しい景観、歴史、自然がダムに沈むことになりますが、こんなすばらしい土地を本当に沈めてしまってよいのでしょうか?
ダム建設を中止して、水没予定地が蘇るよう、国や東京都などが資金を出してほしいと思います。
土地本来の自然文化が活かされた再生策が実現すれば、都民を含め、多くの人々がこの土地を観光に訪れるでしょう。
八ッ場ダムの治水効果、利水容量は決して多くありません。
東京や埼玉の人たちは八ッ場ダムを必要としていません。
治水も利水も、やり方次第でどうにでもなるものです。
既存のダムの堆積土砂の問題を解決するなど、すでにあるダムの長寿命化を図るべきです。
現在のダムの堆砂問題も片づけられないのに、さらに新しい巨大ダムを造るのは、おもちゃに飽きた子供が新しいおもちゃをほしがる様と似ています。