八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「水没する歴史遺産」のページ更新

 八ッ場ダム予定地の遺跡について説明している「水没する歴史遺産」のページを更新しました。
 https://yamba-net.org/wp/problem/wazawai/legacy/

 八ッ場ダム予定地には沢山の遺跡があります。発掘調査を行っている群馬県による、それらの遺跡のリスト、地図面などをアップしました。

 ●「八ッ場ダム建設工事の実施に伴う埋蔵文化財の所在一覧表」
 https://yamba-net.org/wp/wp-content/uploads/2013/02/p19.pdf

 ●「平成26年度試掘結果一覧表」
 https://yamba-net.org/wp/wp-content/uploads/2013/02/p06.pdf

 上記二つ目の「平成26年度試掘結果一覧」は、このほど群馬県教育委員会より情報開示された資料です。
 一覧表には、昨年度試掘された八ッ場ダム予定地の27の遺跡のリストが掲載されています。これらの遺跡は地区名別で見ると、川原湯地区-8、川原畑地区ー7、横壁地区ー4、林ー8、長野原地区ー2となっています。試掘の結果、調査が必要とされた遺跡は、水没予定地にある天明浅間災害遺跡16遺跡を含む19遺跡(川原湯地区ー6、川原畑地区ー6、横壁地区ー2、林地区ー3、長野原地区ー2)で、中には川原湯地区の石川原遺跡や川原畑地区の東宮遺跡のように、天明泥流の下から縄文土器が出土した遺跡もあります。
 現在、旧・川原湯温泉駅周辺で大規模に実施されている、八ッ場大橋(湖面橋)の眼下に広がる遺跡は、リストの一番目に掲載されている下湯原遺跡です。

旧・川原湯温泉駅周辺で進められている発掘調査

旧・川原湯温泉駅周辺で進められている発掘調査