当会では、国交省関東地方整備局が8月に発表した八ッ場ダム基本計画の第五回変更(事業費の再増額)に関して、20日開会の群馬県議会へ請願を提出し、関東地方整備局へ公開質問書を送付しました。
*請願の全文はこちらに転載しています。
*公開質問書の全文はこちらに転載しています。
関連記事を転載します。
◆2016年9月17日 東京新聞群馬版
ー計画変更に不同意求め請願 八ッ場ダム地滑り対策 市民団体、県議会に提出ー
国土交通省が八月に公表した八ッ場ダム(長野原町)基本計画の変更案で示された地滑り対策では不十分だなどとして、建設に反対する市民団体「八ッ場あしたの会」は十六日、県に変更案に同意しないよう求める請願を県議会に提出したことを明らかにした。
変更案では、二〇一一年時点で地滑り対策が必要な可能性があるとされた十一カ所のうち、その後の調査により五カ所は「斜面の安定性が高い」と判断し対策不要とされた。総事業費は、労務単価の上昇などにより約七百二十億円増の約五千三百二十億円となり、県負担分の増額を求められている。
同会は、対策不要とされた五カ所は「必要な安全対策。コスト縮減の対象になった」と主張し、安全性や事業費増額について県議会で詳細な審議をするよう要望。県は増額に同意する意向だが、事業費圧縮を求めていたこれまでの姿勢と整合性が取れず、不安要素への国の対応方針が明らかにならない限り変更案に同意しないよう求めている。
請願は二十日開会する県議会の総務企画常任委員会で採択するかどうか審査される。
また同会は十六日、不要とした地滑り対策の説明や、さらに工期延長と事業費増が見込まれる点などを明らかにするよう求めた質問書を国交省関東地方整備局に郵送した。(川田篤志)
◆2016年9月17日 上毛新聞
ー事業費増額受け公開質問書送る 国交省関東地方整備局へ八ッ場あしたの会ー
国の八ッ場ダム(長野原町)の事業費増額方針を受け、建設に反対する立場の八ッ場あしたの会は16日、国土交通省関東地方整備局に公開質問書を送った。
質問書は、工期の再延長や事業費のさらなる増額がないとする根拠をただし、民主党政権下での検証で地滑り対策が必要な可能性があるとされた11カ所のうち5カ所で対策不要とした理由の提示も求めた。
◆2016年9月17日 朝日新聞群馬版
ー市民団体「八ッ場ダム計画変更に問題点」-
八ッ場ダムの本体工事中止を求めている市民団体「八ッ場あしたの会」は16日、建設事業費を増額する基本計画変更に同意しないよう求める請願を県議会に提出した。必要なはずの5カ所の地すべり対策費がコスト縮減の対象とされていることなど4点を指摘している。国土交通省にも公開質問書を送り、30日までの回答を求めている。
◆2016年9月21日 毎日新聞群馬版
http://mainichi.jp/articles/20160921/ddl/k10/010/539000c
ー八ッ場ダム 国変更案不同意、県議会に求める 反対市民 /群馬ー
八ッ場ダム(長野原町)の建設中止を求める市民団体「八ッ場あしたの会」は、20日開会した第3回定例県議会に対し、国土交通省が提示した基本計画変更案への条件付きの不同意などを求める請願を提出した。
同団体は「増額を含む変更案の受け入れについて、県の態度は最初から結論ありきの印象を受ける」として、県議会での詳細な審議を求めている。
国交省による同ダム事業計画の変更は5回目。実現すれば、事業費は当初計画(約2110億円)の2・5倍の約5320億円に膨れあがる。
同団体によると、県は第4回の計画変更時に追加増額に反対の意向を明らかにしており、「増額を含む変更案への同意案は、これまでの県の態度との整合性が取れない」と指摘している。
また、同団体は20日までに、国交省に対して公開質問書を送った。
さらなる工期延長や事業費増額の可能性、追加の地滑り対策の必要性などについて同省の見解を求め、回答期限を30日に設定した。【鈴木敦子】
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上記の内容に関連するブログ記事
★「八ッ場ダム計画変更案(事業費増額)についての国交省資料から読み取れること」
★「八ッ場ダムの計画変更(事業費再増額)について、共産党が国交省へヒアリング」