八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム事業により、農産物加工施設建設

 今朝の上毛新聞によれば、道の駅「八ッ場ふるさと館」の隣に農産物加工施設を建設、ダム完成予定の2019年度までに開業するということです。
道の駅 (2) これは、八ッ場ダム三事業の一つ、水源対策特別措置法の事業(約1,000億円)の一環で、記事によれば2億7千万円程度が見込まれています。

 八ッ場ダム事業の総額は、この水特法事業とダム建設事業(約5320億円)、水源地域対策基金事業を合わせて約6500億円に上ります。その大半は「生活再建事業」と呼ばれるダム関連事業に投じられ、ダム予定地域が事業によって発展すると想定されています。
写真右上=道の駅八ッ場ふるさと館。上流側に草津温泉などの観光地があるため、道の駅が面している国道は交通量が多く、観光シーズンには駐車場が満車になることもある。

 しかし、人口減少と高齢化により、ダム予定地域は衰退してきており、賑わいがつくられているのは、草津温泉などの行き帰りに観光客が立ち寄る道の駅に限られているのが実状です。一般に道の駅は、地元産の生鮮食品や手作り品が人気ですが、「八ッ場ふるさと館」では周辺の東吾妻町、嬬恋村、中之条町などの方が地元・長野原町の産物より多いようです。この事業が長野原町の地域振興に一役買うことになるでしょうか。

◆2016年12月21日 上毛新聞一面より転載 (ネット記事は紙面記事の冒頭部分です)
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5514822760751177/news.html
ー八ツ場ふるさと館の隣接地 農産物加工施設を整備 長野原ー

  八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設に伴う生活再建事業で、町が同町林の道の駅「八ツ場ふるさと館」の隣接地に、農産物加工施設の建設を計画していることが分かった。

 水源地域対策特別措置法に基づく事業の一環で、駐車場として利用する敷地に建設し、地元住民が総菜やまんじゅうなどを作って道の駅で販売する。ダムが完成する2019年度までに開業する予定。加工施設が計画されている敷地は、国道145号沿いの約2千平方メートル。町は水没関係5地区(川原湯、川原畑、横壁、長野原、林)から事業参加者を募っており、運営方法や取り扱う加工品目を詰める。まんじゅうやそば、うどん、漬物などをイメージしている。
 多目的室や調理室も備える計画だが、事業参加者の意見を施設の構造に反映させる。総事業費は2億7千万円程度を見込んでいる。