山形県が進める最上小国川ダム事業は、小国川漁協が反対していましたが、沼沢勝善・元組合長が推進勢力に追い詰められ、2014年2月に自死されてから一気に進むようになりました。
全国の釣り人に愛されてきた清流に穴あきダムが建設されようとしています。八ッ場ダム事業では3月4日に行われた定礎式が最上小国川ダムでは今月13日に行われるそうです。ここでも有害無益なダム工事が進行中です。
◆2017年6月7日 山形新聞
http://www.yamagata-np.jp/news/201706/07/kj_2017060700137.php
ー最上小国川ダム、現地で説明会 13日に定礎式ー
県が最上町富沢に建設を進めている最上小国川ダムの定礎式が13日に行われるのを前に、報道関係者を対象にした施工状況説明会が7日、現地で開かれた。
同ダムは東北初の流水型(穴あき)ダム。通常時は水をためず、洪水時は水量を制限して下流に流し、被害を最小限に食い止める治水機能を持つ。
説明会では県最上総合支庁建設部河川砂防課の担当者がこれまでの工事の経過やダムの特徴などを報告した。現場ではステンレス製の二つの流水箇所の周りに、クレーン車でコンクリートを運び打設する作業が進められていた。定礎式までに地盤から約3メートルの高さまでの打設が進むという。
堤体(ダム本体)工事は2015年2月に始まり、工期は19年3月までを予定している。総事業費は84億円。計画では堤体の高さ41メートル、幅143メートル。流水箇所は幅1.7メートルで上流部は高さ1.6メートル、下流部は同5.6メートル。50年に一度の大雨を想定し、最大210万立方メートルを貯水できる。
◆参考記事
2014年5月20日 ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/53227
-住民が絶句する山形県「穴あきダム計画」のタブー 学識者の見解を捻じ曲げてまでゴリ押しされる“なぜ”ー
2014年6月10日 ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/54303
-本当に山形県が一杯食わされたのか? それとも? ^“穴あきダム”建設計画で浮上した澱みきった清流の底