2005年9月1日 東京新聞群馬版より転載
■八ッ場ダム代替地分譲基準 長野原で7日に調印式
長野原町の八ッ場ダム建設事業で、国土交通省と水没五地区の間で七月下旬にまとまった代替地分譲基準の調印式が七日、同町で行われることが決まった。三十一日、同省が発表した。調印式には水没五地区でつくる「代替地分譲基準連合交渉委員会」の萩原昭朗委員長や同省関係者のほか、小寺弘之知事、田村守長野原町長、各地区の交渉委員長も出席する。
分譲基準をめぐっては七月二十五日、移転する墓地の通路を町の所有地とする同省の方針を住民が受け入れ、合意に至っていた。同省は水没地の住民など約五百世帯を対象に、場所や面積などの意向調査を開始しており、九月中旬ごろまでに回答をまとめる。二〇〇六年から約三年間で実際の分譲を進める予定。