八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

総会が開かれました

2005年11月23日、群馬県前橋市において八ッ場ダムを考える会の総会が開かれ、記念講演会の内容などが新聞各紙で報道されました。

毎日新聞インターネット情報↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20051124ddlk10040101000c.html

■2005年11月24日毎日新聞群馬版より転載
「八ッ場ダム建設:景観守り、未来へ伝承を 川村教授が講演--考える会総会 /群馬」

 長野原町で計画が進むダム建設問題で、「八ッ場ダムを考える会」(樽谷修代表)の総会が23日、前橋市の県女性会館で開かれ、昨年度の活動報告などをした。総会では川村晃生・慶応大文学部教授が講演。「過去から現在へ受け継がれた景観は、未来の世代のために共有すべき財産として守っていくべきだ」などと訴え、集まった約40人の会員らが真剣な表情で聴き入っていた。

 川村教授は日本文学が専門だが、環境問題を取り込んだ研究を進めている。この日は若山牧水が吾妻渓谷を美しく描写した紀行文などを紹介。また、自然破壊が進む各地の現状を写真を交えて示しながら、「景観は住民のものでも国のものでもなく、歴史が積み上げてきたもの。近年、金と科学で破壊してきた景観を守るため、考えていかなくてはならない」と締めくくった。

 総会ではこのほか、同会の渡辺洋子事務局長が、代替地問題に関して長野原町の現状を報告した。【伊澤拓也】