河川法が2007年に改正されて、10年余りがたちました。改正河川法では、環境保全の重要性を明文化すると同時に、河川政策への市民参加と市民意見の反映をうたいあげていますが、これらの重要な改正ポイントは実際の河川政策に生かされているでしょうか?
昨年の吉野川につづき、今年は淀川流域の京都で川の全国シンポジウムが開催されます。
■開催日 2008年11月2日(日)、3日(祝)
■場所 京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール(京都市左京区吉田本町)
■主催 川の全国シンポジウム実行委員会
委員長 川那部浩哉(琵琶湖博物館長)
~プログラム~
11月2日(日)
午前10時~ 基調講演
「河川法改正の意義」(仮題) 龍谷大学法学部教授 寺田武彦
「地方分権における問題点」(仮題) PHP総合研究所代表取締役社長 江口克彦
午後1時~3時 淀川水系流域委員会からの発信
報告 淀川水系流域委員会が目指す新たな川づくり(現元委員からの発信)
環境(中村) 治水(今本) 利水(荻野) 利用(川上) 住民参加(三田村)
パネルディスカッション:淀川水系流域委員会の実態
三田村猪佐武(進行)+竹門康弘+細川ゆう子+山下淳+村上悟
午後3時~3時45分 出席者からの発信(1)
姫野雅義(吉野川)+渡辺洋子(八ッ場ダム)+つる祥子(川辺川)
午後4時~5時 河川管理における地方分権
琵琶湖・淀川の価値(仮題) 滋賀県知事 嘉田由紀子
午後5時~6時 特別講演
川への想いを語る(仮題) UNEP親善大使 加藤登紀子
午後6時半~8時 懇親会(京大吉田生協・参加費3000円)
11月3日((月・祝)
午前10時~正午 河川法の改正
パネルディスカッション:「河川法改正の趣旨は活かされているか」
(司会進行:川村龍一)
京都弁護士会会長 石川良一
元国土交通省河川局専門官・淀川水系流域委員会前委員長 宮本博司
フリージャーナリスト まさのあつこ
午後1時~2時 特別報告
「全国における流域委員会の実態」(仮題) 東京大学愛知演習林 講師 蔵治光一郎
「水制度改革国民会議について 」 水制度改革国民会議理事長 松井三郎
午後2時~3時 出席者からの発信(2) 大熊孝+出席者(依頼中)
午後3時~3時半 クロージングセッション
総括報告 実行委員会委員長 川那部浩哉
京都宣言
*シンポジウム期間中、ポスターセッションに八ッ場あしたの会も参加します。