八ッ場ダムの必要性の根拠に関する質問主意書

 八ッ場ダムの必要性の根拠について大門実紀史参院議員、紙智子参院議員(日本共産党)が提出した質問主意書に対して、10月21日付で内閣答弁が出されました。

■質問主意書全文(参議院ホームページ)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frameset/fset_c03_01.htm

■内閣答弁全文
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frameset/fset_c03_01.htm

 政府答弁書の要点は以下のとおりです。
・八ッ場ダムの費用便益の計算資料は保存年限を過ぎているので、計算の詳細は不明。
・便益の計算では、八斗島地点の流量を次の7とおりを設定した。
  3,125m3/秒、11,847m3/秒、16,375m3/秒、19,628m3/秒、21,571m3/秒、23,928m3/秒、29,859m3/秒
・利根川流域(八斗島下流)を15ブロックの氾濫区域に分けて氾濫計算を行った。
・各氾濫ブロックことに計画高水位を超えたところがあれば、破堤または越水の可能性があるとして計算した。

 昨年12月、八ッ場ダムの計画変更案(事業工期を2015年度に延長)を審議する関東地方整備局の事業評価監視委員会では、八ッ場ダムの費用便益比が2.9であり、1を超えているという理由だけで継続にゴーサインが出ました。計算根拠の資料については、富岡由紀夫参院議員(民主党)により参議院財政金融委員会(2008年6月3日)で追及されましたが、今回の内閣答弁で計算資料がないことが改めて確認されたことになります。
 氾濫計算では基本高水流量22,000m3/秒を大きく超える流量まで設定しています。この計算は治水経済マニュアルを逸脱しています。