八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「終幕2008年 八ッ場転機」(読売新聞群馬版)

2008年12月31日 読売新聞群馬版より転載
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20081230-OYT8T00614.htm

福田前首相の辞任表明や、北京五輪での上野由岐子投手らの活躍などがあった2008年は残り1日で幕を閉じる。

 長野原町に国が建設中の八ッ場ダムは今年夏、本体工事に入るために必要な仮排水トンネルの工事が着工された。来年は本体工事の着工が計画から50年以上を経て始まる予定だ。ただ、ダム建設に反対する市民グループが起こした裁判の判決が予想されるほか、民主党が建設反対を来年9月までに行われる衆院選のマニフェストに掲げる姿勢を見せていて、予定通り工事が進むかは不透明だ。

 師走とは思えないような暖かい陽気となった30日、吾妻渓谷のダムサイト付近は、工事関係者の姿もなく、ひっそりとしていた=写真=。来年は八ッ場ダムにとって重要な年になるのは間違いない。