八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「湖面3号橋結合を祝う 長野原」(上毛新聞)

 このほど八ッ場ダムの湖面3号橋が開通したとの記事が地元紙に掲載されました。ダム湖には、さらに1号橋、2号橋の建設が予定されており、周辺の景観は大きく変わりつつあります。
 水没予定地を走る国道145号の付け替え道路の一部である湖面三号橋は、当初2007年度に完成の予定でした。国土交通省は一年後の2010年4~5月、付け替え国道四車線のうち二車線の暫定供用(吾妻渓谷・雁ヶ沢ランプ~長野原草津口駅前のめがね橋区間)を開始するとしており、暫定供用により同橋も利用されることになります。しかし、付け替え国道建設は大幅に遅れており、暫定供用は遅延必至の情勢です。

2009年5月21日 上毛新聞より転載
「湖面3号橋結合を祝う 長野原」

 八ッ場ダム建設に伴う付け替え道路として国土交通省と県が整備を進めている国道145号八ッ場バイパスの「湖面三号橋(仮称)」の結合を記念する閉合式が、二十日、長野原町の同橋で開かれ、関係者約四十人が祝った。
 同橋は吾妻川に架かり、同町林地区と横壁地区を結ぶ長さ四百四十二㍍。地面からの高さは最大で約七十五㍍ある。
 二〇〇三年に着工し、今月中に完成する見込み。八ッ場バイパスの暫定供用に合わせて利用される。
 閉合式で、高山欣也町長や渋谷慎一国交省八ッ場ダム工事事務所長らが、スコップで溝にコンクリートを流し込むと、出席者から大きな拍手がわき起こった。