八ッ場ダム訴訟 原告側が控訴

2009年5月26日

上毛新聞社会面より転載
「八ッ場ダム訴訟 原告側が控訴 支出差し止め請求」

 八ッ場ダム建設事業に東京都が負担金を支出するのは違法として、都民グループ「八ッ場ダムをストップさせる東京の会」(深沢洋子代表)が支出差し止めを求めた住民訴訟で、原告側は二十五日、請求を棄却した一審東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。

 上毛新聞社の取材に対し、原告側代理人は同日、「地裁判決は国土交通省の言い分をつなぎ合わせただけ。ダムの必要性について過度に国の行政裁量を重く見ている」とあらためて批判した。

朝日新聞社会面より転載
「八ッ場ダム住民訴訟控訴」

 群馬県長野原町に建設中の国営八ッ場(やんば)ダムをめぐり、東京都民らが都に建設負担金の支出差し止めを求めた住民訴訟で、住民側は25日、訴えを棄却した一審の東京地裁判決を「無駄な公共事業を奨励する代物」で不服だとして、東京高裁に控訴した。
 八ッ場ダムは、首都圏の水源の確保や洪水対策などを目的としたダム。
 一審で住民側は、首都圏の水需要は年々減る傾向にあり、現存する水源で十分賄えると主張。洪水対策についても既存の堤防やダムで対応可能だとして、建設にかかる費用の支出差し止めを求めていた。判決は「都の判断は合理的な裁量の範囲内だ」とした。