2009年11月10日
八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会事務局からのお知らせを転載します。
(埼玉の会ブログ→http://yambasaitama.blog38.fc2.com/)
さいたま地裁の進行協議の報告 ―結審が3月31日へ延期―
11月9日の進行協議(裁判官、原告、被告、弁護士の話し合い)で
今後の予定が次のように変わりました。
↓
12月9日 (水)午前11時~ (通常の) 口頭弁論
3月31日 (水) 午前11時~12時 最終弁論 (結審)
結審が延期された理由は次のとおりです。
(1) 前原国交大臣は八ッ場ダム本体工事の中止を命令し、来年度予算についても関連事業のみとすると言明している。本裁判では八ッ場ダム事業への埼玉県の支出差止めを求めているが、その支出自体が来年度はどうなるか分からないところがある。
(2) 埼玉の裁判における最大の争点は、埼玉県水道の暫定水利権についての解釈である。前原大臣は暫定水利権といった水利権のあり方を見直す方針を明らかにしているので、その結果によって、争点の前提条件が根本から変わる可能性がある。
以上の2点の理由により、少なくともあと数カ月、今後の動向を見る必要性があるということで、結審が3ヶ月半延期されることになりました。