2009年12月1日
前原国交大臣は11月20日に「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の設置を発表しました。
この有識者会議は「ダムに依存しない河川行政を目指す」ことを目標にした大臣の私的諮問機関です。
八ツ場ダムをストップさせる各都県の会では、12月3日に第一回の会議が開かれる有識者会議の公開を求めて、前原国交大臣宛に以下の文書を提出しました。
「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の公開を求める要望書
私たちは、2004年11月に、利根川流域の東京、千葉、水戸、さいたま、宇都宮、前橋の6地裁に一斉に提訴した、八ッ場ダム建設差止訴訟を支援して活動を続けている市民団体です。
2009年11月20日の前原誠司国土交通大臣の会見で、12月3日に有識者会議が設定され、初会合が開かれることを知りました。
現在、八ッ場ダムをはじめ、我国に於いては多くのダム建設問題およびダムに替る治水のあり方について、国民の関心は非常に高いものがあります。
有識者会議の活動の状況は多くの国民が期待と関心を寄せることは必定ではないかと思われます。私たちも、今後の有識者会議の活動に多大なる期待を寄せております。
つきましては、有識者会議における議論を是非、公開していただきたく、会合の傍聴ができるようにご配慮くださるよう、お願いいたします。
誠に、突然のお願いで恐縮ではございますが、これも前原大臣および有識者会議に寄せられた国民の期待と関心の高さの表れとご理解いただければ幸いです。
是非、有識者会議の傍聴の要望を受け入れていただきたく、本要望書を提出いたします。