2010年2月6日 朝日新聞群馬版より一部転載
ー八ッ場関連に96億円 凍結の本体工事費盛るー
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001002060002
【八ツ場ダム関連】
八ツ場ダム関連では、凍結状態のダム本体の建設費負担金約2億円を含む、総額96億1873万円を計上した。大沢知事は「特定多目的ダム法に基づく八ツ場ダム事業の基本計画には本体工事が盛り込まれており、何ら変更されていない」とし、本体工事の負担金計上は「当然」と説明した。
この本体工事分を含め、治水・利水の受益者として負担するダム建設費負担金12億100万円▽公共下水道や町道の整備などを行う水源地域整備事業費に30億3983万円▽水源地域振興に利水の受益者が負担しあう利根川・荒川水源地域対策基金の事業推進に13億7421万円――などを計上。建設中止を求める声が出ている「湖面1号橋」の建設事業費を含む付け替え道路整備には、計30億1600万円を盛り込んだ。
県土整備部の八ツ場ダム関連事業の要求額は96億6700万円で、ほぼ満額が盛り込まれる結果となった。
ダム建設費負担金はダム本体工事や地元住民らへの補償、国道145号やJR吾妻線の付け替え事業などに使われる。
水源地域整備事業費では、川原畑地区の移転代替地への集会所の設置のほか、代替地の造成工事の進み具合に応じて、JR長野原草津口駅と新川原湯温泉駅の駅前広場整備に着手することも見込んだ予算が組まれた。