2010年9月10日 産経新聞サイトより転載
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100910/gnm1009100220000-n1.htm
ー現場監督ら書類送検 八ツ場の鉄パイプ落下 群馬ー
八ツ場(やんば)ダム(長野原町)建設に伴う湖面2号橋建設現場で昨年12月、男性作業員=当時(49)=が落下してきた鉄パイプに当たり死亡した事故で、中之条労働基準監督署は9日、労働安全衛生法違反の疑いで、福島県須賀川市の建設会社「桑名建設」と現場監督者の男性(52)を書類送検した。
同署の調べでは、同社や現場監督者は昨年12月18日、建設現場でクレーンを使い鉄パイプ21本(重さ約100キロ)の束を地上に下ろす作業中、つり荷の下に作業員らが立ち入らないようにする措置などを講じなかった疑いが持たれている。
同署によると、鉄パイプの束は橋上部の手すりに接触し、荷崩れして約90メートル落下。男性作業員の頭に当たり、男性は死亡した。現場監督者は容疑を認め、「指示が不徹底だった」と話している。