八ッ場ダムと繋がりが深い自民党の佐田玄一郎、小渕優子両衆院議員の呼びかけで自民党に八ッ場ダムの推進議連が発足しました。民主党、自民党の両党に八ッ場ダムに関する議連が立ち上がったのですから、争点を明らかにするためにも公開討論会を行ってはどうでしょうか? 川辺川ダム問題では、熊本県主催の公開討論会が重ねて開催されたことで、県民がダム問題をより深く理解することになりました。川辺川ダムのように中止になっては推進側にとって困るのかもしれませんが、これだけ注目されている八ッ場ダム問題について、これまで一度も公開討論が行われてきていないのは異常です。
◆2010年12月1日 共同通信47newsより転載
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010120101000655.html
自民党、八ツ場ダム建設推進を 議連を設立
自民党は1日、民主党が中止を求める八ツ場ダム(群馬県)の建設推進と利根川水系の治水・利水を考える議員連盟(会長・佐田玄一郎元行政改革担当相)を設立した。建設促進を訴えることで民主党への攻勢を強めたい考え。今後ダム建設予定地を視察し、住民と意見交換する。
佐田会長は会合後、記者団に「来年度予算に本体建設工事費を盛り込むよう(政府に)申し入れる」と述べ、来春の統一地方選に向けた自民党のマニフェスト(政権公約)に中止撤回を明記することを検討する考えを示した。議連メンバーは関東選出議員ら約40人で、1日の初会合には約20人が参加した。
民主党は政権交代を果たした昨年8月の衆院選マニフェストで八ツ場ダム中止を掲げ、前原誠司前国土交通相も中止方針を表明した。一方、馬淵澄夫国交相は11月6日、ダム建設の是非を予断なく検証するため、中止方針を事実上撤回する考えを明らかにした。(共同)
◆2010年12月2日 朝日新聞群馬版より転載
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012020001
ダム推進の議連 自民40人で発足
八ツ場ダム(長野原町)の建設中止撤回と、当初の予定通り2015年度のダム完成を訴えようと、自民党国会議員の議員連盟が1日、発足した。
「八ツ場ダム推進と利根川水系の治水・利水を考える議員連盟」。群馬の5人を含め衆参両院の約40人が名を連ねた。会長に選ばれた佐田玄一郎衆院議員(比例北関東)は「地元の方々と下流1都5県の治水、利水と、国民の生命、財産を守るため積極的に活動したい」と述べた。
今後は、現地を視察して住民と意見交換し、新年度予算に八ツ場ダムの本体工事費を盛り込むための申し入れをする。下流6都県知事とも連絡を取り合う。
民主党国会議員らは11月、地元の生活再建に重点を置く議員連盟をつくっている。