全国のダムの来年度予算

2011年1月6日
 昨年末、来年度の全国のダム事業の予算案が公表されました。
 ダム本体建設の是非を検証する対象となっている29ダムの来年度予算の合計は、共同費(国費+地方負担)337億円、国費208億円です。このうち八ッ場ダムは共同費153億円、国費63億円です。八ッ場ダムは共同費では全体の45%と、半分近くを占め、国費でも30%を占めることになります。

 なお、共同費の中の地方負担には利水負担に対する国庫補助金(水道の場合は厚生労働省から1/3~1/2の補助)と、治水負担に対する地方交付税措置(総務省から45%、東京都のような不交付団体を除く)が含まれていますので、それらも含めた国費は上記の数字よりかなり大きい数字になります。

 来年度の八ッ場ダムの事業費は、ダム本体を建設することを前提としたダム関連事業費です。検証対象であるにも関わらず、ダム本体の建設を前提とした関連事業にこれほどの予算がついていることは、結果として地元の混迷を更に深めることに繋がるでしょう。

 今年度も多額の予算がつき、道路等の工事は進んでいますが、地元への補償は滞ってきたといわれます。地元では民主党の政務三役が住民を苛めるために補償金を支払わないのだという陰口さえ聞かれる始末です。民主党政権は、関連事業の実態、事業費の使い道を精査し、「生活再建」事業とは名ばかりの「生活破壊」にメスを入れるべきです。

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 八ッ場ダムを含む全国のダム事業の予算をエクセルで示したものを下記でご覧になれます。
 参考になさってください。

◆直轄ダム・水資源機構ダムの予算(47ダム事業)
https://yamba-net.org/images/data/dam-yosan01.html

◆検証対象の国直轄ダム・水資源機構ダムの予算(29ダム事業)
https://yamba-net.org/images/data/dam-yosan02.html2011年1月6日