八ッ場ダムの工期と事業費に関する公開質問

 八ッ場あしたの会が2月8日に国交省関東地方整備局に送付した公開質問書についての記事を転載します。

 公開質問書の本文は、こちらにアップしています。
https://yamba-net.org/wp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1156
 
◆2011年2月9日 東京新聞群馬版より転載
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110209/CK2011020902000075.html

 -「内容不十分」と質問書 八ッ場ダム計画点検結果 国に市民団体提出―

 八ッ場(やんば)ダム事業の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」は八日、一月に国土交通省関東地方整備局が公表した同ダム計画の点検結果について「内容が不十分」として、同整備局に説明を求める公開質問書を提出した。

 同整備局は、二〇〇九年の政権交代で本体建設が凍結された同ダムについて、今秋を目標とする再検証の後に本体工事に着手した場合、完成が計画より三年ほど遅い一八年度となり、事業費も四千六百億円から増額されるとの試算を示した。

 同会は、ダム事業の工期について「JR付け替えなどは、ダム本体とは別に工事が継続されてきた」と指摘。政権交代の有無にかかわらず、全体の工期が遅れる可能性が高かったと主張している。

 事業費については、同整備局が「約二十二億円の圧縮が可能だが、工期の遅れで別途に約五十五億円の増額分が発生する」と説明。同会は「住民の移転代替地の安全対策や追加の地滑り対策などを考慮すると大幅な増額が必要」として、同整備局に十分な説明を求めている。 (中根政人)

◆2011年2月9日 上毛新聞より転載

 -工期と総事業費で国交省に公開質問書 八ッ場ダム建設の見直し派団体―

 八ッ場ダム建設見直しを訴えている市民団体「八ッ場あしたの会」は8日、同ダム建設事業の工期と総事業費に関する公開質問書を国土交通省関東地方整備局に送付した。

 整備局は1月、同ダム建設の是非に関する検証が今秋までに終わり、仮に建設を再開した場合、政権交代に伴う工事中断などの影響で工期が現計画の2015年度末から3年ほど遅れ、総事業費も34億円増えるとの試算を本県など関係6都県に示した。

 質問書は試算について、「工期延長の理由は政権交代ではなく、用地買収の難航による鉄道や国道の付け替え工事の遅れ」と反論。事業費についても「地滑り対策や代替地の安全対策などでさらに大幅な増額が必要になる」と主張し、22日までに整備局側の見解を示すよう求めている。