科学者と大臣の良心

2012年1月7日

 前田大臣は12月27日の大臣会見で、「良心において八ッ場ダム再開の決定をした」と語りました。
 「八ッ場ダム再開」への流れの中で、「良心」という言葉を最初に使ったのは「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の今本博健氏(京大名誉教授・河川工学)でした。今本氏は11月1日に行った国交省での同会の記者会見で、「科学者の良心」に基づいて八ッ場ダム検証の抜本的やり直しを求めると訴えました。11名の呼びかけ人とこれに賛同する127名の科学者・研究者からなる同会は、国交省の有識者会議に送付した文書の中でも、国交省の八ッ場ダム検証について、「科学的とは言い難い検証は、科学者の良心として看過することができません。」と糾弾しています。

 前田大臣の大学時代以来の友人である今本氏は、前田大臣の八ッ場ダム再開の決定を「前田国交相は歴史に汚名を残すと思うと残念だ」」と語ったと報道されています。(毎日新聞群馬版2011/12/23)

 前田大臣が主張する八ッ場ダムの必要性には、科学性も客観性もありません。「科学者の会」の良心と、前田大臣の良心と、いずれが本物であるかは、自ずと明らかになるでしょう。
  
 以下の「科学者の会」の文書と合わせて大臣会見要旨をお読みいただければと思います。
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 https://yamba-net.org/wp/modules/page/index.php?content_id=11

◆2011年12月27日 大臣会見要旨  
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin111227.html