八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

ダム予定地の遺跡関連ページのまとめ

 八ッ場ダム事業では、縄文時代から江戸時代・天明期までの遺跡の発掘調査をダム予定地域全域で行っています。
 「新着情報」でダム予定地の遺跡や発掘調査を取り上げたページを、以下の「水没する歴史遺産」の末尾にまとめました。
 https://yamba-net.org/wp/problem/wazawai/legacy/

 ご活用ください。

写真=川原畑地区の三平Ⅰ遺跡 2018年6月19日撮影
 三平Ⅰ遺跡は水没線ぎりぎりの所にあり、日当たりのよい南向き斜面、沢が近くを流れる台地という、縄文人にとっては好条件の土地で、手前は吾妻川の崖になっています。

発掘を進めている群馬県埋蔵文化財調査事業団HPより
三平Ⅰ遺跡 5月調査レポート
http://www.gunmaibun.org/…/ise…/hakkutu/2018/20180608-6.html

 上記レポートには、新たに2棟の竪穴建物を確認、たくさんの黒曜石の破片がまとまって出土、縄文早期のものと思われる土器片が出土などの説明があります。出土品の豊富さもですが、地表がレンガ色、黄土色、白褐色とカラフルなことも目をひきます。周辺の地質は複雑で、八ッ場大橋の橋脚工事はこの地質のために難航したと聞きます。白褐色は約1万5900年前の浅間山噴火に由来する嬬恋軽石、縄文時代の草創期は約1万6000年前に始まったということです。