八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

南摩ダム予定地見学会と水源連集会ー11/24~25、栃木県

 水源開発問題全国連絡会(水源連)からのお知らせをお伝えします。

 水源連の今年の総会は、栃木県栃木市で開催されます。総会記念集会のテーマは同県で(独)水資源機構が推進する思川開発事業の南摩ダムです。
 南摩ダムが建設されると、地下水100%のおいしい水を供給している栃木県南地域の水道は、ダムによる高くてマズい開発水に切り替わってしまいます。講演会では南摩ダムと水道事業の問題に加えて、2015年の鬼怒川水害と今年7月の西日本豪雨水害も取り上げられます。総会の前日には、南摩ダム建設地の見学会が予定されています。
 集会は水問題に関心のある方なら、どなたでも参加できます。

➡ 右下の画像をクリックすると、チラシの表面と裏面がダウンロードできます。
 
~~~~~
11/24(土)南摩ダム建設現場・取水予定地見学
 13:00  JR宇都宮駅 新幹線の改札口を出たところで集合

11/25(日)水源連2018年度総会 
     栃木県南地域 水道問題全国集会
  
  会場:栃木市国府公民館
     栃木市惣社町228-1 電話0282-27-3002

【集会プログラム】
 13:15 記念講演 
     ・太田正先生(作新学院大学名誉教授)
     「新規水源開発事業の不合理性を検証する」

     ・嶋津 暉之氏(水源開発問題全国連絡会共同代表)
     「鬼怒川水害と西日本豪雨災害」

 14:40 現地報告「高くてマズい水はごめんだ」
     ・大木一俊弁護士
     ・早乙女正次氏(元栃木県職員)

 16:00 閉会

 資料代500円

 告知記事を転載します。

◆2018年11月22日 毎日新聞栃木版
https://mainichi.jp/articles/20181122/ddl/k09/010/157000c?pid=14516
ー南摩ダム 水源変更反対で集会 栃木で25日、市民団体 /栃木ー

 鹿沼市に建設される南摩ダムの完成に伴い、上水道の水源が地下水からダムの水に一部変更になる予定の栃木、下野、壬生の3市町の住民らでつくる「県南地域の水道水をいかす市民ネットワーク」(代表・大木一俊弁護士)は25日、栃木市惣社町の市国府公民館で、水源変更への反対集会を開く。

 ダムは2024年度に完成予定。県はダムから最大毎秒0・4立方メートルの配分を受け、3市町への給水を計画している。13年3月に公表した報告書では、3市町の上水道水源に占める地下水の割合を30年度に65%、最終的には40%まで低減する目標を示している。

 このため、3市町の住民の一部は水道水の水質低下や料金の値上げなどを懸念し、同市民ネットを17年8月に結成。従来通り地下水を水源にするよう求める署名活動などを続けている。

 集会は午後1時15分開演。太田正・作新学院大名誉教授の講演「新規水源開発事業の不合理性を検証する」、大木代表らによる現地報告「高くてまずい水はごめんだ」などを予定している。資料代500円。

 問い合わせは水源開発問題全国連絡会(028・600・5106、八幡山法律事務所内)。【太田穣】