「東京の水連絡会」の活動を紹介するチラシ

 2016年に発足した「東京の水連絡会」は、東京の水問題に関心を持つ市民によって立ち上げられた会で、水問題の現場調査、行政との対話などの活動を行っています。「東京の水連絡会」がこのほど作成したチラシが活動内容についてわかり易く説明していますので、紹介させていただきます。

 以下のURLをクリックすると、チラシデータが拡大表示され、ダウンロードできます。

東京の水連絡会 チラシ表面(下画像)
https://yamba-net.org/wp/wp-content/uploads/2018/11/0e4000d03fd8ff678ab64628e34a8190.pdf

東京の水連絡会 チラシ裏面(右画像)
https://yamba-net.org/wp/wp-content/uploads/2018/11/5c017c8fc6c866cd7c9bc134ab4634be.pdf

 東京の水連絡会は開かれた組織です。
 活動に参加してみたいと思われる方は、以下のページをご覧ください。
 http://tokyo924mizu.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

 チラシの表面に掲載されている東京の水問題の解説文を転載します。

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東京都の水道水は余っています
1964年の東京オリンピック。東京は人口増加に追い付かず水源不足は深刻でした。そのため小河内ダムだけでは足りず、遠く離れた利根川・荒川水系に建設されるいくつものダム等に水源を求めてきました。多くの自然とそこに住んでいた人たちの生活を破壊して、大東京は成り立ってきたのです。八ッ場ダム事業はその当時からの計画です。
しかし、1992年から配水量が減り続け、今では水源が有り余っているのに、東京都水道局は将来水が足りなくなると言っています。なぜでしょう。そう言わないと八ッ場ダムなどの建設根拠が失われるからです。現在、東京都全体の保有水源量は約700万m³/日もあります。実際使われる水道水は1日最大で約470万m³/日です。230万m³/日も余っています。これ以上、八ッ場ダムなどに水源を求める必要はありません。
今必要なのは、余っている水源を返上して利根川等の自然の回復を図ることです。

無意味なスーパー堤防を中止させましょう
スーパー堤防ってご存知ですか。超過洪水対策と称して幅が非常に広い堤防をつくり、その上を住宅地などに利用しようというものです。江戸川区では区が江戸川や荒川沿いに住む住民を区画整理で数年間以上、強制的に立ち退かせ、国がそこにスーパー堤防を築造する事業が行われてきています。しかし、スーパー堤防ができたのはほんの一部だけで、計画通りに整備を終えるには700年以上の年数が必要です。これで治水対策といえるでしょうか。こんな実現性のないスーパー堤防事業のために住民を強制移転させるなんて、人権蹂躙ではないでしょうか?

地下水は最も安全でおいしい水道水源 これまで通り使い続けよう
都心の地下鉄などでは今地下水が湧き出ています。過去には地下水をくみ上げすぎて地盤沈下が進行した地域がありました。しかし、現在は地下水くみ上げが規制され、くみ上げ量が大きく減ったので、地盤沈下は沈静化しています。それなのに東京都は水道水源としての地下水使用を減らしています。遠くのダム等の水源に切り替えようとしているのです。

給水車 東京都は何台持っているか知っていますか?
東京にもし直下型地震が起きたら、東京都の上下水道は大丈夫でしょうか。被災後に水道や下水道を復旧させる技術者が足りません。合理化で人手を減らしてしまったからです。命の水を配る給水車はたった14台しかありません。
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 八ッ場ダムやスーパー堤防などの巨大公共事業は、一般都民にとっては何の役にも立ちません。大切な地下水や地震への備えが疎かにされていることを、どれだけの都民が知っているでしょうか。
 このチラシがより多くの都民の目に触れることを願っています。