昨年7月の西日本豪雨において、広島県の沼田川下流の三原市で大きな氾濫が起き、本郷地区を中心に約3800棟が浸水し、3人が死亡しました(読売新聞2018年08月22日)。
被災地の上流には広島県営の椋梨(むくなし)ダム(東広島市)があり、ダムの放流が問題になりました。
さる1月24日の夜、広島県と三原市が地元で住民説明会を開いたことが報道されています。
◆2019年1月25日 テレビ広島
http://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000002953.html
ー「沼田川の災害対策」三原市で住民説明会ー
7月の豪雨災害で川が増水し住宅の浸水被害があった三原市本郷町で昨夜、県と三原市が今後の災害対策について住民説明会を開きました。
24日夜開かれた説明会には三原市本郷町の住民などおよそ320人が参加しました。
三原市を流れる沼田川の流域では、西日本豪雨でおよそ2500戸の住宅が浸水する被害がありました。
今後の対策として県はダムに溜まった流木や土砂の撤去を急ぐほか、今後5年間でおよそ53億円をかけ、川底を掘り下げて流れる水の容量を増やす計画などを説明しました。
一方、住民からはなかなか復旧が進まないことへの不満や二次災害への不安の声が相次ぎました。
【住民は】
「今年の梅雨時期、台風時期どう乗り切って頂けるんですか?現場に足を運んで住民と心が通い住民の顔が見える政策を実施して頂きたいと切に願います」
三原市などは、今後も住民説明会を開く方針です。