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石木ダム工事差し止め訴訟の口頭弁論(第11回)

 6月4日に石木ダム工事差し止め訴訟の第11回口頭弁論が長崎地裁佐世保支部でありました。
 今も住民が暮らすダム事業用地の明け渡し裁決が出てから初めての裁判でした。次回は7月17日とのことです。

 石木ダムに反対する市民団体「石木川まもり隊」のブログに裁判の傍聴記がアップされています。
 http://ishikigawa.jp/blog/cat01/5103/
 

 関連記事を転載します。

◆2019年6月5日 毎日新聞長崎版
https://mainichi.jp/articles/20190605/ddl/k42/040/276000c
ー石木ダム訴訟 原告ら意見陳述 地裁佐世保 /長崎ー

 県と佐世保市が川棚町に建設を計画する石木ダム事業で、水没予定地の地権者らが工事差し止めを求めた訴訟の第11回口頭弁論が4日、長崎地裁佐世保支部であり、原告側の4人が意見陳述して利水、治水両面で石木ダムは必要ないと主張した。4月に裁判長が代わったため、改めて原告側の思いを伝えた。

 地権者の一人、岩下和雄さん(72)は、ダム事業を続ける県、市を批判。県収用委員会による住宅などの明け渡し通知について「不要なダムのために立ち退くことは絶対にない」などと述べた。原告弁護団の弁護士3人も、利水、治水両面でダムが必要とする県などの主張について、「ダム建設ありきで利水、治水両面で数字合わせした不合理なもの」などと指摘した。【綿貫洋】

◆2019年6月5日 長崎新聞
https://this.kiji.is/508807364279960673?c=174761113988793844
ー7月、地権者ら尋問 石木ダム差し止め訴訟ー

 東彼川棚町に石木ダム建設を計画する県と佐世保市に、反対地権者らが工事差し止めを求めた訴訟の第11回口頭弁論が4日、長崎地裁佐世保支部(平井健一郎裁判長)であった。次回7月17日に反対地権者を含む計7人を尋問することを決めた。

 ダムの治水面の必要性を判断する証人として、水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之共同代表を採用。利水面の証人として原告側が求めていた佐世保市水道局の谷本薫治局長は採用されなかった。当事者尋問では、建設予定地の住民5人と市民団体「石木川まもり隊」の松本美智恵
代表が出廷する。

 弁論では裁判長交代に伴い、原告で地権者の岩下和雄さん(72)が意見陳述。反対地権者の土地を強制収用する県収用委員会の裁決が出たことを踏まえ「行政代執行をすれば県の恥、後世まで悔いを残す」と工事差し止めを訴えた。