石木ダム・強制収用を許さない集会、長崎市で開催

 長崎県が石木ダム推進の姿勢を崩さないまま、強制収用の期限が近づいています。長崎県の収用委員会は、住民のいない土地の明け渡し期限を9月19日、住民の暮らす土地の明け渡し期限を11月18日としています。
 ダムに反対する住民と支援者は、世論を味方にすべく、次々とイベントを開催、多くの人々が参加しています。
 不要なダムのために、住民から土地を強制的に取り上げ、地域を破壊するダム行政の蛮行を、なんとか食い止めたいものです。

◆2019年9月8日 西日本新聞
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/541455/
ー「ダムはいらない」訴え 反対の市民団体が集会 長崎市ー

  石木ダム事業に反対する三つの市民団体でつくる「石木ダム・強制収用を許さない県民集会実行委員会」が7日、長崎市の市立図書館で集会を開いた。予定地の川棚町川原(こうばる)地区の住民を含む約150人が「ふるさとを壊すダムはいらない」と訴えた。

 集会では市民団体の一つ「いしきを学ぶ会」の森下浩史さん(72)が代表し、「基本的人権や個人の財産権を無視した不条理な強制収用には反対だ」とあいさつし、県民の関心を高める必要性を強調。住民も支援を求めた。

 19日には住民と中村法道知事の面会が予定され、住民の一人として臨む同町議の炭谷猛さん(68)は「自分たちの地域に残って生活していくことを、知事に言い続ける」と語気を強めた。集会後、参加者たちは「石木ダムNO!」「強制収用やめろ!」と書かれたプラカードを掲げ、市内を歩いた。

◆2019年9月8日 毎日新聞長崎版
https://mainichi.jp/articles/20190908/ddl/k42/010/153000c
ー石木ダム建設問題 土地の強制収用させない 反対住民が長崎で集会 /長崎ー

 県などが川棚町に計画する石木ダム建設に反対する県民集会が7日、長崎市内で開かれ、約150人が参加した。建設予定地の土地の明け渡し期限が迫る中、「土地の強制収用はさせない」とする宣言文を採択した。宣言文は9日に県知事あてに提出する予定。参加者は集会後、のぼりなどを掲げて市街を練り歩き、「ダムは要らない。皆で止めよう」と声を上げた。

 石木ダムは佐世保市の水不足解消や川棚町の治水などを目的に、県や佐世保市が同町川原(こうばる)地区に計画。今年5月、県収用委員会が反対地権者に土地明け渡しを命じる裁決を出した。地権者が11月18日の期限までに明け渡しに応じなければ、行政代執行による強制的な収用が可能となる。

 川原地区総代の炭谷猛さん(68)は集会で「文書一枚で『出て行け』と言われがくぜんとした。今後も地域で生活し続ける」と訴えた。

 集会後、地権者の石丸キム子さん(69)は、「昔からのコミュニティーを壊す県のやり方は民主主義に反し、地権者だけの問題ではない。多くの人にこの現実を知ってほしい」と話していた。【中山敦貴】

◆2019年9月8日 テレビ長崎
http://www.ktn.co.jp/news/20190908266449/
ー「強制収用はやめて」期限を前に石木ダム地権者らが集会ー

 東彼・川棚町の石木ダム建設をめぐり、事業に反対する地権者などが参加して土地の強制収用反対を訴える集会が7日、長崎市で開かれました。

 集会はダム建設に反対する地権者や市民団体などから約150人が参加しました。

 県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐっては、今年5月、県の収用委員会が土地の強制収用を可能にする裁決を出し、建物がない土地の明け渡し期限が今月19日に迫っています。

 建設に反対する地権者 炭谷 猛さん「最終的には11月18日、それ以降は「あなたたちは地権者じゃありません」と言ってくるんじゃないか。そんなばかげた話まで現実味を帯びてくるような事態になっているということは、悔しくてたまりません」

 今月19日には、5年ぶりとなる地権者と知事との面会も予定されています。

 参加者からは事業の見直しを強く求める声があがりました。

 長崎市内から参加者「私自身も、もし自分がそういう立場になったら土地を離れるというのはすごく辛い」

 集会のあと参加者たちは長崎市内をパレードし「ダムは必要ない、建設中止はまだ間に合う」と市民に訴えました。

◆2019年9月9日 長崎新聞
https://this.kiji.is/543615195179615329?c=174761113988793844
ー石木ダム反対派が集会 150人、長崎市中心部を行進ー

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、建設に反対する地権者や支援者ら約150人が7日、建設予定地の強制収用反対を訴え、長崎市内で集会を開き、市中心部をデモ行進した。
 石木ダムを巡っては、県収用委員会が5月、反対地権者13世帯の宅地を含む未買収地約12万平方メートルの明け渡しを求める裁決を出した。県と佐世保市が土地の権利を取得する時期を今月19日とし、同日を家屋など物件を含まない土地の明け渡し期限とするなど、同事業は大きな局面を迎えている。
 集会では、実行委の森下浩史さん(72)が「一人一人が声を大にして強制収用に反対しよう」とあいさつ。地権者で川棚町議の炭谷猛さん(68)は「最終的に『あなたたちは地権者ではない』と言われる、そんなばかげた話が現実味を帯びていることが悔しくてたまらない」と語気を強めた。19日に地権者と中村法道知事との約5年ぶりの面会が県庁で予定されていることに触れ、「自分たちの地域に残り生活するということを知事に言い続ける」と力を込めた。
 集会後、参加者は横断幕を掲げ、中心部アーケードなどを約1時間行進。「人の暮らしと自然を守ろう」「まだ間に合う」などと訴えた。