豪雨による氾濫は、川からの越流だけでなく、下水道の排水能力不足によっても引き起こされます。いわゆる内水氾濫です。
この内水氾濫対策等に関する検討会が12月18日に開かれ、その配布資料が国土交通省のHPに掲載されました。
気候変動を踏まえた都市浸水対策に関する検討会の配布資料
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000659.html
○第1回(令和元年12月18日)
この検討会を傍聴した当会の嶋津暉之さん(水問題研究家)が次のように公開メーリングリストに投稿しています。
「この検討会を傍聴しましたが、議論の中心は「気候変動を踏まえた下水道計画の前提となる外力の設定手法 」でした。現在の下水道の雨水計画は1/5~1/10降雨を対象にしたものですが、その計画降雨量を増やす際の係数をどうするかというような話でした。
内水氾濫の激化に対して内水氾濫対策をどう強化していくのか、その手法について議論がされることを期待したのですが、そのような議論はほとんどありませんでした。」
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国土交通省ホームページより報道発表資料
国土交通省水管理・国土保全局 下水道部
第1回「気候変動を踏まえた都市浸水対策に関する検討会」を開催
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000436.html
令和元年12月16日
気候変動による降雨量の増加等が懸念される中、下水道における今後の水災害対策について議論するため、有識者等による第1回検討委員会を12月18日(水)に開催します。
近年、全国各地で豪雨等による水災害が発生していることに加え、気候変動に伴う降雨量の増加等による水災害の頻発化・激甚化が懸念されていることから、気候変動を踏まえた水災害対策について検討することが求められています。
こうした状況に応えるため、国土交通省では、これまでの下水道による都市浸水対策の取組を踏まえつつ、気候変動の影響等を考慮した取組を推進するため、気候変動を踏まえた下水道による浸水対策等について議論を深めることを目的として、本検討会を設置し、第1回会合を下記のとおり開催します。
記
1.日 時 令和元年12月18日(水)9時30分~11時00分
2.場 所 公益財団法人 日本下水道新技術機構 8 階 中会議室
(東京都新宿区水道町3-1 水道町ビル)
3.委 員 別紙のとおり
4.議 題 気候変動を踏まえた下水道による浸水対策等の考え方について 等
5.その他
・会議は公開にて行います。
・会議の傍聴を希望される場合は、12月17日(火)14:00までに、会社名、氏名、連絡先を以下の問い合わせ先まで電話又はFAXにより連絡をお願いします。
・1社(団体)につき1名までとさせていただきます。
・カメラ撮りは会議の冒頭(議事に入るまで)のみといたします。
・会議資料及び議事要旨は、後日、国土交通省ウェブサイトに掲載予定です。