ダム堤体の天端を開放

 八ッ場ダムは2020年に運用が開始されましたが、新型コロナウイルス感染防止のためダム堤体の天端などの開放が延期されました。
 ダム堤体の天端や堤体の下流側に新たに設置された展望デッキ、3月以来立ち入り禁止となっていた展望台が7月7日にようやく開放されました。
 ダム堤の両側には水没住民の移転代替地があります。国道が通る左岸側には、八ッ場沢の上に大きな駐車場が整備されましたが、川原湯温泉が移転した右岸側の代替地からダム堤への道はまだできていません。

◆2020年7月8日 上毛新聞
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/224516
ーダム上散策「大きい!」 八ツ場ダム本体を開放ー

  3月末に完成した八ツ場ダム(群馬県長野原町)のダム本体上が7日、初めて開放され、自由に往来し見学できるようになった。新型コロナウイルス感染防止のため公開が遅れていた。見学者はダム湖「八ツ場あがつま湖」や下流の放流口の見晴らしを楽しんだ=写真。

 待ちわびた約20人が開門前に並んだ。本体の高さは116メートルで、両端までの290メートルを自由に歩ける。渋川市の男性会社員(56)は「工事中から何度も来ているが、歩いてみると、やっぱり大きい」と感心していた。

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/culture/224555
ー「八ツ場あがつま湖」湖名刻んだ碑除幕 命名者に感謝状ー

 3月末に完成した八ツ場ダム(群馬県長野原町)のダム湖「八ツ場あがつま湖」の湖名碑披露式が7日、同町の八ツ場ダム管理支所で行われた。関係者ら約40人が出席し、命名者のうち2人に感謝状が手渡された後、湖名を刻んだ碑を除幕した=写真。

 湖名は八ツ場ダム水源地域ビジョン協議会(会長・萩原睦男町長)が公募し今年1月に決めた。命名者の和喰博司さん(58)=さいたま市=は「高崎市に住んでいた時に八ツ場ダムに興味を持った。選ばれるとは思わなかった」、宮崎雅夫さん(66)=同町長野原=は「考えた湖名が付き大変光栄に思っている」と話した。湖名は元町長の高山欣也さん(77)が揮毫きごうした。

◆2020年7月8日 読売新聞群馬版
https://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20200707-OYTNT50123/
ー八ッ場ダムの壮大さ体感ー

 八ッ場ダム(長野原町)の本体上部の通路(天端てんば)と展望デッキが、7日から一般開放された。天端の長さは約290メートルあり、訪れた人たちは歩きながら壮大なダムの景観を楽しんでいた。

 当初、国土交通省は4月の本格運用に合わせて開放予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。開放時間は午前10時~午後4時半。

 この日は、公募で決まったダム湖の名称「八ッ場あがつま湖」を刻んだ石碑(幅1・5メートル、高さ1メートル)の除幕式も行われ、命名者の一人で文筆業の和喰わじき博司さん(58)(さいたま市)は「ダムと共に地元が発展してほしいという思いを込めた。(石碑は)周囲の景色ともマッチしていますね」と話していた。

◆2020年7月7日 群馬テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c8b0e121aa68d308baa66b543ce780182dcbaa
ー八ッ場ダム 展望デッキの一般公開始まる/群馬県ー

 新型コロナウイルスの影響で一般公開を延期していた八ッ場ダムの展望デッキが公開され、多くの人が訪れました。

 八ッ場ダム管理支所そばにつくられた展望デッキは、八ッ場あがつま湖にはりだした形で作られ、湖面を近くに感じられるのが特徴です。
 ダムの最上部からは、高さ116メートルからの眺めや、放流の様子が見学できます。

 7日は、正午からの一般公開にはあいにくの空模様でしたが、多くの人が訪れ、展望台からの雄大な眺めを楽しんでいました
 また、「八ッ場あがつま湖」の湖名碑の披露と命名者らに記念品の授与も行われました。八ッ場あがつま湖の名称は、埼玉県さいたま市の和喰博司さんが考案したもので、公募973件の中から選ばれたものです。

 湖名碑の披露式典では、長野原町の萩原町長や東吾妻町の中澤町長が出席し、除幕を祝いました。

—転載終わり—

写真=ダム堤の脇の展望デッキから川原湯温泉の移転代替地(打越代替地)を望む。名勝・吾妻峡の松が残されている。打越代替地からダム堤への道も整備される予定だが、まだできていない。
 7月1日から洪水期に入った八ッ場ダムでは、ダム湖の水位が洪水に備えて満水位より28メートル低い標高555メートルまで水位を下げている。

写真=放流が続く八ッ場ダム。左手に建設中の群馬県営八ッ場発電所。
 ダム直下は両岸から大きな岩山が迫る吾妻川の最狭窄部、名勝・吾妻峡の”八丁暗がり”と呼ばれるところで、川幅は2~3メートルに狭まる。
 左岸側の岩山が大蓬莱、右岸側の霧がかかっている岩山が小蓬莱。いずれも吾妻峡十勝に数えられる。十勝のうち、ダム堤の上流側にあった白糸の滝はダムに沈んだ。

写真=吾妻川と並行して走っていた国道と鉄道の跡が見える。道路や鉄道の付替え工事は、八ッ場ダムの本体工事より費用がかさんだ。ダム本体工事に着手しなかった民主党政権時代もこれらの関連工事は続き、国道の付替えが2010年、鉄道の付替えが2014年に完了したことでダム堤建設が可能となった。

写真=ダム直下の吾妻川。2009年にダム建設地付近の河床から撮影。