八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム群馬訴訟・控訴審、12月9日に地すべり問題証言

 八ッ場ダム住民訴訟の控訴審が大詰めを迎えています。群馬県民が提訴した八ッ場ダム住民訴訟の控訴審の口頭弁論が2日に開かれ、地すべり問題について証人採用が決まりました。
 12月9日(月)午後3時から坂巻幸雄先生(元工業技術院地質調査所 主任研究官・技術士) が控訴人側の証人として証言されます。825号法廷です。

 2日の口頭弁論についての記事を転載します。

◆2013年9月3日 朝日新聞群馬版
  http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20130903100580001.html

ー八ツ場ダム群馬訴訟、控訴審始まるー

 八ツ場ダム(長野原町)の建設負担金を支出するのは違法だとして、1都5県に支出差し止めを求めた住民訴訟で、群馬県分の控訴審の第1回口頭弁論が2日、東京高裁(滝沢泉裁判長)であり、県側は控訴棄却を求めた。

 住民訴訟は2004年、前橋など6地裁に提訴され、一審はいずれも住民側が敗訴。東京高裁は今年3月、控訴審の東京訴訟で再び住民側の訴えを退けた。

 群馬訴訟は県民18人が控訴人。この日の意見陳述で原告側は、ダムは治水・利水両面で効果がないと改めて不要論を展開。地滑りなどの危険性も指摘した。
 原告側が請求した地質専門家の証人も採用され、次回尋問される。