昨年7月の熊本豪雨では、球磨川が氾濫し、流域住民50名が犠牲になったということです。
球磨川にある(株)電源開発が水力発電を行ってきた瀬戸石ダムは、1958年に完成した老朽化したダムで、もともと流域では川の流れを妨げる瀬戸石ダムの撤去を求める運動があったのですが、堆積土砂の問題に加え、球磨川豪雨では水害を拡大させたとの指摘もあります。
昨夏の洪水以来、瀬戸石ダムは使用できない状態になっています。ダムを撤去するにしても、復旧させるにしても大変な費用がかかりますが、瀬戸石ダムを管理する(株)電源開発は頬かむりをし、国と熊本県は腫れ物に触るように瀬戸石ダムの問題に触れようとしません。
瀬戸石ダムの撤去を求める市民団体が作成し、流域で配布しているというチラシを紹介します。
「瀬戸石通信」No.7
http://kawabegawa.jp/setoishi/SetoishiTsushinVol7.pdf