石木ダム本体工事 業者変え継続へ

 石木ダム事業では、事業用地で生活している13世帯の住民の合意を得られないまま、今年9月に長崎県が本体工事に着手したと発表しましたが、現地では住民と支援者が毎日関連工事の現場で座り込んで抗議行動を続けており、工事は相変わらず難航しているようです。

◆2021年9月28日 長崎新聞
ー石木ダム本体工事 業者変え継続へー

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、県は27日、工期が今月末に迫るダム本体工事の施工業者との契約を延長せず、いったん精算すると明らかにした。新たな業者との契約を目指して準備を進めており、来月にも結んで工事を継続する。今月8日に着工したが、工期内の完了が難しい状況だった。

 ダム堤体両端の上部斜面を掘削する工事で、昨年12月に本体工事としては初めて入札を実施し契約。当初2月中旬に着工予定だったが、県は中村法道知事と反対住民との対話を模索する中で着工を見合わせ、3月末と6月末に工期をそれぞれ3ヵ月延長した。

 県によると、3度目の延長について協議を続けていたが、施工業者が「これ以上の延長は難しい」との考えを示したという。反対住民の抗議行動などもあり、本体左岸部の山肌の掘削は進んでいるが、右岸部は樹木の伐採にとどまっている。一方、県は県道付け替え道路工事のうち、反対住民らが座り込みを続ける区間の盛り土工事の工期を、12月28日まで延長したことを明らかにした。27日付で業者との変更契約を結んだ。(副島宏城)