長崎県の大石知事、就任後初めて石木ダム反対住民と面会(テレビの速報)

 さる2月20日の長崎県知事選では、現職だった中村氏を僅差で破って大石賢吾氏が当選しました。
 長崎県では半世紀前から住民の反対運動が続いている石木ダムの問題があり、知事交代による今後の行方が注目されます。
 中村前知事はこれまでの知事と同様、石木ダムを推進してきましたが、知事選で自民党長崎県連の支持を受けた大石氏も選挙中は石木ダム推進を公約に入れていました。その大石新知事が初めて石木ダム予定地に反対住民を訪ねました。わずか5分の面会であったとのことですが、各テレビ局がさっそく報道しています。

◆2022年3月10日 NHK長崎
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220310/5030014284.html
ー大石知事が石木ダム反対住民と就任後初めて面会 川棚町ー

 長崎県知事選の争点の1つとなった川棚町で建設が進む石木ダムをめぐって、今月2日に就任した長崎県の大石知事は就任後初めて、建設に反対する地元住民と面会しました。

 川棚町の石木ダムをめぐっては、県は、建設に必要なすべての用地の収用を終え、家屋の撤去などを伴う行政代執行の手続きに入れるようになった一方で、地元の住民などによる反対運動が続いています。

 大石知事は就任した今月2日に開かれた会見で、「可能なかぎり早く住民との面会の日程を調整したい」と述べていました。

 こうした中、10日、大石知事は就任後初めてダムの建設予定地を訪れ、建設に反対する地元住民と面会しました。

 大石知事は「みなさまに本当に大変な思いをさせてしまっていることを知事としても心苦しく思っている。課題を一緒に解決していけるようにしっかりと対応していければと思っている」と述べました。

 一方で、住民の岩下和雄さんは「いままでの知事や県職員は工事を止めようとせず、私たちと話し合いをしようとしてこなかった。本当にこの問題を解決しようとするなら、話し合いが大事だと思う」と述べてあらためて話し合いの場を持つよう要望しました。

 これに対し、大石知事は「話し合いが出来るように調整したい」と前向きな姿勢を示しました。

 石木ダムの建設に反対する地元住民と面会した長崎県の大石知事は、記者団に対して「本当に真摯にふるさとのことを思っている方々だということを改めて感じた。きょうはごあいさつだけになってしまったが、また改めてしっかりと話ができる機会をつくっていければと思っている」と述べました。

 大石知事と面会した住民の岩下すみ子さんは「知事のひと言ひと言を、私たちとしては希望を持てるものと解釈したい。長崎県の重要課題である石木ダム建設を中止して、県政を大きく変えてほしいと思っているので、それに期待します」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220310/5030014291.html
ー石木ダム問題これまでの経緯 県などの対応と反対住民ー

 石木ダムは、川棚町の洪水対策や隣接する佐世保市の水道水確保を目的に、40年余り前の昭和51年に旧建設省が事業を採択し建設が決まりました。

 これを受けて県と佐世保市は用地買収を進めましたが、建設に反対する住民との土地の買収交渉が難航したことから、強制的に収用する手続きに入り、3年前、県の収用委員会の裁決を受けてすべての用地の収用を終えました。

 一方で、建設予定地では、建設に反対する地元住民などによる抗議活動が続いてきました。

 状況を打開しようと、中村前知事は3期12年の在任中にあわせて10回にわたって住民らと面会を実施し、さらに去年5月からは残る13世帯の住民との間で文書のやりとりも行いました。

しかし事態は好転せず、去年9月には住民らの理解を得られぬまま、ついに本体工事に着工しています。

◆2022年3月10日 テレビ長崎
https://www.fnn.jp/articles/-/329170
ー大石 知事が東彼・川棚町の石木ダム建設予定地を訪問ー

 大石 知事は、東彼・川棚町の石木ダムの建設予定地を訪れ、抗議を続ける住民と面会しました。
 今後も話し合いによる解決を目指すとしています。
 午前10時半、大石 知事は川棚町の石木ダム建設予定地を訪れました。

 長崎県 大石 賢吾 知事 「皆様に大変な思いをさせてしまっていることを知事として心苦しく思っている。課題を一緒に解決できるようしっかりと対応していければ」

 石木ダムの建設に反対し現地で抗議を続ける住民は、改めて計画の見直しを求めました。

 石木ダム建設絶対反対同盟 岩下 和雄 さん 「新しい知事になって、本当にこれを解決しようとするなら話し合いが大事。工事を一時止めて、私たちと話し合いをしてください。いつでも私たちは応じます」

 10日の面会は約5分でしたが、大石 知事は今後も話し合いによる解決を目指すとしています。