国は2020年の熊本豪雨で大水害となった球磨川水系において、今後の具体的な治水対策を決定するために、河川整備計画を策定中です。その一環として、先に国土交通省が提示した河川整備計画の原案に対する一般の人々の意見を聴くパブリックコメント(パブコメ)が5月6日まで実施されました。
国土交通省が提示した原案では、10年以上前に一旦は休止された川辺川ダム計画が復活しました。球磨川第一の支流、川辺川に、従来の川辺川ダム計画と同規模のダムを洪水時のみ貯水する「流水型」で建設するというもので、清流・川辺川、急流・球磨川の河川環境への影響、川の恵みと共に暮らしてきた流域の人々の生活への影響が懸念されています。
川辺川ダムと球磨川の治水対策の問題に長年取り組んできた嶋津暉之さんがパブコメに提出した意見書が嶋津さんが嶋津さんが共同代表を務める市民団体「水源開発問題全国連絡会」(水源連)のホームページに公開されています。このたび国交省が提示した河川整備計画の原案の抱える問題を鋭く分析しています。ご参考になさってください。
★水源連サイトより
「球磨川水系河川整備計画原案への意見書」 (2020年球磨川洪水に対応できない川辺川ダム、川の環境を壊す川辺川ダムの計画中止を!) 2022年5月2日