「『川原湯』受け入れず 移転代替地分譲基準」(讀賣新聞群馬版)

2005年3月18日 讀賣新聞群馬版より
「川原湯」受け入れず 移転代替地分譲基準 水没5地区で唯一

 長野原町の八ッ場ダム建設に伴い、水没5地区の住民と国土交通省が移転代替地の分譲基準を巡って続けいていた交渉で、同町川原湯地区の対策委員会は17日、価格が高く納得できないなどとして受け入れられないとの方針を同省側に伝えた。同地区を除く4地区は受け入れ方針を決めており、分譲基準交渉は川原湯地区の対応に焦点が絞られた形となった。
 関係者によると、同日夜に開かれた同地区の会合で、同省側から2月に示された4度目の基準について詳細な説明が行われた。これに対し、住民からは依然として価格が高いなどの不満が出された。

 同地区の役員は、「国交省側は『もうこれ以上価格を下げられない』とはっきり言っている。だが、温泉街として他の地区とは違う事情もあり、まとまらなかった」と話した。早期妥結を望む他の4地区と分かれてでも交渉を続けるべきだとの意見も出たという。

 分譲基準を巡っては、2003年12月の同省による最初の提示から1年3ヶ月余りが経過。住民の間では「これ以上引き延ばしても仕方がない」「高齢化が進んでおり、早く生活のめどを付けたい」など、受け入れ意見が強まっていた。
 川原湯地区と同様に、分譲基準に難色を示してきた川原畑地区の対策委も受け入れ方針に転じていた。