八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「川原湯 合意達せず 八ッ場代替地」(上毛新聞)

2005年3月18日 上毛新聞より転載

川原湯 合意達せず 八ッ場代替地「再建見通し立たない」

 長野原町の八ッ場ダム建設に伴う代替地の分譲基準交渉で、水没五地区の一つ、川原湯地区を対象にした国土交通省八ッ場ダム工事事務所による説明会が17日夜、同ダム総合相談センターで開かれた。上毛新聞の取材に対し、豊田治明同地区ダム対策委員長は、提示された分譲価格を受け入れない意向を示した。他の四地区は合意でまとまっている。

 温泉旅館経営者が多い川原湯地区では、分譲価格で温泉地の価格が通常の住宅地に比べ三割増になっている点に反発が多かった。豊田委員長は「温泉地の景気が悪いので、提示された金額では生活再建の見通しが立たない」と語った。

 同地区は、25日に開催される水没5地区(川原湯、川原畑、林、横壁、長野原)の代替地分譲基準連合交渉委員会に結果を報告。委員会は対応を協議するが、同省が「これ以上の価格引き下げはできない」との態度を示しているため、交渉が暗礁に乗り上げる可能性もある。