八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「なつかし あたらし 川原湯温泉」(上毛新聞)

2005年10月7日 上毛新聞より転載

●代替地移転に向け 新キャッチフレーズー観光協会 看板リニューアル

 八ッ場ダム建設で水没する川原湯温泉観光協会(樋田洋二会長)は6日、代替地移転に向けた新キャッチフレーズを「なつかし あたらし 川原湯温泉」と決め、看板のリニューアル工事を行った。
 リニューアルされた看板は、縦3メートル横13メートルで吾妻渓谷から温泉街に入る国道145号沿いにある。十年ほど使用された「ダムに沈む」に替え、薄い黄色の背景に、赤と黄色で新キャッチフレーズが書かれた看板を新たに取り付けた。
 同協会は7月中旬から9月下旬まで、代替地でのまちづくりに向け新しいキャッチフレーズを公募。全国から七百八十三件の応募があり、協会役員による選考で「昔の伝統を引き継ぎ、新しい温泉街に生まれ変わる川原湯のことがうまく表現されている」との理由で東京都の俵まさみさんの作品を大賞に選んだ。八点の佳作も選び、川原湯温泉のPRに使う。
 樋田会長は「紅葉シーズンになり、新しい看板も完成したので、川原湯にぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。