八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「小渕氏、八ッ場ダム視察へ」(毎日新聞群馬版)

2009年1月7日 毎日新聞群馬版より転載
「小渕氏、八ッ場ダム視察へ 18日、意見交換会も出席」
 
 小渕優子少子化担当大臣が18日、長野原町の八ッ場ダム建設現場を視察することが分かった。ダム予定地は小渕氏の選挙区(衆院群馬五区)内で、入閣後の視察は初めて。八ッ場ダムを巡っては、民主党が次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に計画見直しを盛り込む方針を示すなど、反対派の動きが活発化しており、推進の立場を改めて強調する狙いがあるとみられる。

 小渕氏は当日、本体予定地や付け替え国道などの建設現場を数カ所巡回し、水没5地区のダム対策委員らとの意見交換会に出席する。意見交換会には高山欣也町長も同席し、住民の要望などを陳情する予定という。

 昨年12月には、金子一義国土交通相も歴代国交相として初めて視察に訪れたばかり。大戸川ダム(滋賀県)や川辺川ダム(熊本県)など、各地でダム建設の見直しが進むなか、自民、公明両党を中心とした推進派にダムの必要性を改めてアピールする動きがある。  (伊澤拓也)