東吾妻町、国に質問状攻勢

2010年8月28日

 今朝の上毛新聞では、一面トップ記事で八ッ場ダム予定地を抱える群馬県長野原町の高山町長が、「(八ッ場ダムの検証)検討結果は『中止撤回』だと信じている」と発言したことを紹介しています。一方、ダム予定地直下に位置し、同様に八ッ場ダムの地元自治体である東吾妻町は、八ッ場ダム事業の中止に備えて国に質問状攻勢をかけていると他紙が伝えています。

◆2010年8月28日 朝日新聞群馬版より転載
ー八ツ場ダム、国へ質問状攻勢 東吾妻町、「中止」に備えー
http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201008270472.html

 八ツ場ダムの問題をめぐり、東吾妻町と町議会が、前原誠司国土交通相へ公開質問状の攻勢をかけている。ダムの地元、長野原町とは別行動で、事業「中止」に備えたいという思惑がある。7月に出した質問状への回答に不満があるとして、このほど、あらためて質問状を手渡した。

 最初の質問状は7月5日付で、中沢恒喜町長と一場明夫議長の連名。(1)「中止発言」以来、東吾妻町や住民と協議していないのは町を軽視しているのではないか(2)今まで約束した道路やトンネル整備など、生活再建事業とダム関連事業はすべて実施されるのか――など12項目について回答を求めた。

 回答が届いたが、「内容に不明な点がある」として、今月20日、町長、議長らが再度、国交省を訪れ、二の矢を放った。

 質問状は11項目。回答にあった「関係都県など」には「町と住民が含まれているという解釈でよいか」と念押し。(1)については「回答がなかった」として再質問。(2)の「必要な事業は予算の範囲内でできるだけ遅滞なく進めたい」との回答にも、事業別に実施時期を示すようたたみかけている。

 町はダムの直下にあたる。国交相が継続を約束した付け替え道路などの生活再建事業は進んでいるが、町幹部は「ダム関連事業がダムもろとも中止にならないよう、今のうちに担保しておく狙いがある」と打ち明けた。(石田裕貴夫)