洪水データの開示求め提訴

2010年9月11日
 今朝の上毛新聞社会面より転載します。

◆洪水データの開示求め提訴 八ッ場ダム訴訟で住民側
 国の八ッ場ダム(長野原町)をめぐる住民訴訟の原告側代理人を務める高橋利明弁護士が10日、利根川流域の洪水に関するデータを関東地方整備局が黒塗りで開示したのは不当だとして、全面開示を求めて東京地裁に提訴した。
 訴状によると、カスリーン台風(1947年)規模の降雨量があった場合に本県南部の利根川上流域で見込まれる洪水量について、高橋弁護士は7月、毎秒2万2千立方㍍と算出した関東地方整備局の調査報告書を再検証するため関連資料の情報公開を請求した。
 整備局は8月に黒塗りで開示し「内部での検討結果であり、公にすることで国民の誤解や憶測を招き、混乱を生じさせる恐れがある」と説明した、としている。
 高橋弁護士は独自に入手した資料に基づき「洪水量は毎秒約1万6千立方㍍にとどまる」と指摘。「国側の計算手法には重大な疑問があるのに、根拠を開示せず検証を拒んでいる」としている。
 整備局は「訴状を見ておらずコメントできない」としている。