2010年9月12日
今朝の東京新聞が一面と特報部で高橋利明弁護士(八ッ場ダム訴訟弁護団長)が追及してきた利根川の基本高水流量の欺瞞性を大きく取り上げています。
★東京新聞ホームページより転載
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2010091202000071.html
「国土交通省は虚偽の報告をしてきた」-。八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)建設の争点となってきた、利根川の治水基準点・八斗島(やったじま)(同県伊勢崎市)での「基本高水(最大流量)」。同省の計算を検証した専門家は、利根川上流部の森林保水力が無視されていると指摘する。さらに検証するにはデータの公開が不可欠だが、国交省はこれを拒んでいる。 (篠ケ瀬祐司)
この記事で取り上げられている関良基氏(拓殖大学政経学部准教授・森林政策学)が八ッ場ダム訴訟の原告側の鑑定意見書として東京高裁に提出した文書がこちらにアップされています。
★関良基さんによる鑑定意見書
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/tochigi/tochigi_g_iken_seki_1.pdf
意見書「森林の機能を無視した国土交通省による基本高水計算の誤謬」
http://www.yamba.sakura.ne.jp/shiryo/tochigi/tochigi_g_iken_seki_2.pdf
意見書2「利根川の基本高水流量毎秒22,000の計算モデルの虚構」
★ジャーナリストのまさのあつこさんのブログ「ダム日記2」より
「暴かれた国交省のウソ」
http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-5b51.html
ポイントがわかりやすく整理されています。
八ッ場ダム事業の中身を知れば知るほど、国土交通省の主張するダムの必要性が欺瞞に満ちたものであることがわかります。この事実が一般の人々に明らかになるのはいつのことでしょうか。